■仙丈ケ岳(標高3,033m) 2005年11月3日

仙丈ヶ岳、あるいは仙丈岳(せんじょうがたけ・せんじょうだけ)は、赤石山脈(南アルプス)の北部にある標高3,033mの山である。

北東に小仙丈岳(2,855m)・南西に大仙丈岳(2,975m)の小ピークを従え、さらに大仙丈岳の南側には、南アルプス中部の塩見岳に至る長大な仙塩尾根が連なっている。また、尾根の間には、東側に小仙丈カール・北側に藪沢カール・南東側に大仙丈カールと三つのカール(圏谷)を擁し、山容は比較的穏やかであるが、西面は急峻で岳沢が沢登りや冬季の氷瀑登攀の対象となっている。高山植物の非常に豊富な山として知られている。日本百名山の一つ。

登山ルート
1980年代に南アルプススーパー林道が開通するまでは、南アルプス中でももっとも奥地の山であったが、現在はふもとの北沢峠(標高約2,000m)まで南アルプス市営バスが運行しており、東京方面からは1泊2日程度の日程でも登頂可能である。日本の3,000m峰の中でもかなり簡単に登れる山となった。

登山道は北沢峠との間に尾根筋(小仙丈尾根)と谷筋(藪沢)の二本、さらに北沢峠より北側の登山口と結ぶ丹渓新道、反対に南方の大仙丈岳を経て塩見岳に至る仙塩尾根の縦走路があり、そこから分岐する登山道から両俣小屋・間ノ岳に至ることもできる。



【公共交通機関へのリンク】

JRハイウェイバス(南アルプス号)

山梨交通バス/南アルプス林道バス


【ライブカメラへのリンク】
伊那市ライブカメラ



∵コースマップ(標高差1,003m)∵
※画像クリックで鮮明なコースが表示されます※
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甲斐駒ケ岳から続く → 北沢峠(県境入山口)AM4:30発 → [仙丈ケ岳]AM9:53 → 北沢峠(県境入山口)PM2:20着 → 南アルプス林道バス → JRハイウェイバス(南アルプス号)


 



北沢峠にある仙丈ケ岳への入山口
仙丈ケ岳は、男性的な甲斐駒ヶ岳と対峙するように、その優雅な山容を見せています。南アルプスのトップクラスの高山植物などが、女性のイメージを沸かせ、「南アルプスの女王」と呼ばれる気品ある山です。

北沢峠にある山小屋長衛荘と道を挟んだ反対側に入山口があります。右に少し見えているのは公衆トイレで、その左に入山口があります。北沢峠からの入山口は2ケ所あります。

長衛荘と道を挟んだ反対側の入山口と、北沢峠から長野県側に南アルプス林道を10分ほど歩いた場所にある長野県側入山口です。
今回は、長衛荘と道を挟んだ反対側の入山口からアプローチしました。
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朝4時起床。4時半に入山をはじめました。季節的に11月ですから、あと1時間30分ほどで日の出です。
本当は、もう少し遅くから入山したかったのですが、帰りの長谷村の村営バス15時発に乗り遅れると、JRハイウェイバス「南アルプス号」への乗り継ぎが出来なくなり非常にまずい事になる事、また、前日の登山で足が疲れており、今日は、ペースが落ちると想定された為、かなり余裕を見て、この時間からの入山です。
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五合目 大滝ノ頭
まわりはすっかり明るくなりました。
しかし、この日は、前日の快晴日和からは、信じられないぐらい天気が悪化。

週間天気予報では、今日も晴れときどき曇りの予報でしたが、急遽、気圧の状態が不安定になって、気圧の谷が発生したという事。朝の6時頃からいきなりの雪の舞う状態に・・・!超②想定外です。

ちなみに、山にある雪は、10日ほど前の初冠雪時の雪が未だ残っているものです。
今回の登山ルートは、北側に面している為、冠雪も残り気味なのです。
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前日の甲斐駒ケ岳に続き、仙丈ケ岳でも雷鳥を発見しました。雷鳥は、特別天然記念物に指定されていて大変貴重な鳥です。ニホンライチョウの生息数は、日本で3,000羽ほど。
今日は、昨日と違って、つがいで見ることが出来ラッキーです。高地ですし、仲良く力を合わせ暮らしている模様です。
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小仙丈ケ岳
小仙丈ケ岳(2,855m)へ到達です。雪がかなり舞っています。
本当ならここから仙丈ケ岳や、富士山、北岳を望んだ風景最高なんだろうな~と思いましたが、下山の時に天気が回復していることを祈りつつ通過するしかありません。
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仙丈小屋と山頂分岐
このあたりは、標高2700mほどです。かなり山頂に近いこともあり、このあたりからは、吹雪状態に・・・!! 折角希望を胸に登ってきたのに!なんてこったぁ~!
左が山頂、奥が仙丈小屋方向です。ここでは、仙丈小屋方向に進みました。
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あと、山頂まで30分ほどかな・・・。
おっ、雲がなくなってきた~。さすが日頃の行いが俺は違うよな~♪と、我ながらこのラッキーさに嬉しく、喜びが込み上げてきました。
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分岐から仙丈小屋へ
仙丈小屋発見!雲もほとんどなくなってきたではないか!
こりゃ山頂に立った時には、視界バッチリだな~♪
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カールが綺麗だぁ~。藪沢カールです。
頂上付近、山梨県側には小仙丈カールと大仙丈カール、長野県側は藪沢カールの三つのカールを抱いています。
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なお、氷河期に氷河で山肌が削られたカールの後が、このようにしっかり残っている山は国内では、木曽駒・千畳敷カール、穂高・涸沢カール、日高山脈・七ッ沼カールなどがあります。
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頂上・小仙丈ケ岳・馬ノ背分岐
仙丈小屋付近から望む藪沢カールです。天気の回復しつつある山頂付近が見えています!
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仙丈小屋から山頂へ向け登ります。
山頂の稜線に到達したところにある分岐です。左の仙丈ケ岳に向かいます。
しか~~し・・・。 この地点に到達する少し前からふただび急激に天候が悪化!
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仙丈ケ岳・仙丈小屋・松峰分岐
再び、吹雪状態ですから~~ 残念!!
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百名山5座目!
仙丈ケ岳(標高3,033m)に到達! 記念撮影♪
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山頂にて
なにも見えん!
暫く30分ほど山頂にいたものの、天気が回復する気配は悲しいかな全くなし。
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体を動かしていないので、吹雪の中、寒くて仕方がなく我慢は限界!下山を開始。
山頂付近から仙丈小屋を望むものの何もみえましぇん!
足場が非常に悪く狭いので、足元に神経を集中!
しかし、ここを滑落したらどうなるんだろってことが頭をよぎる。ひぇ~
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山頂・仙丈小屋・北沢峠分岐
まだまだ吹雪く。ひたすら吹雪く・・・
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森林限界点を、足元に注意しながら下山していきます。
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ここも、天気が良いと、良い景色なんだろうなぁ~
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どんどん高度を下げます。このあたりでは、雨が降っています。
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雨が一層強く降ってきました。ツアー登山の一行は、天気が悪く途中で登山を諦めて引き返した事などを下山中、耳にしました。この山行では、登山の往復で15人ほどの人と合計ですれ違いました。
よくこんな悪天候の中登るもの好きがいるものです。あっ自分もでした。(笑)
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やっと到着で~す。
雪道で、かなり下山にも時間がかかってしまいました。
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実は、たまたま70歳手前のお元気な山形の老夫婦と、前日の甲斐駒ケ岳と今日の仙丈ケ岳共に、登山下山のペースが自分とほとんど一緒でしたので、結果的に、ほとんどご一緒の山行となりました。

今日の登山では、この自分と年齢が2倍ほど違う元気な老夫婦の存在がなかったら、吹雪の中、途中で登山をあきらめていたように思います。

天気が悪かったものの、夏のシーズンにもう一度必ず訪れたい包容力を感じる山でした。

仙丈ケ岳は、小仙丈ケ岳から仙丈ケ岳までの稜線が長く、またその間、カールを眼下に眺めながらの登山は、最高なんだろうなと感じました。


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仙丈ケ岳(標高3,033m) 2005年11月3日 完

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