■燧ヶ岳(標高2,356m) 2005年10月21日

燧ヶ岳(ひうちがたけ)は福島県にある火山。山頂は南会津郡檜枝岐村に属する。日光国立公園尾瀬地区内にあり、至仏山とともに尾瀬を代表する山でもある。東北地方最高峰 (2356m)であり日本百名山に選定されている。

概要
火口付近には柴安嵓(しばやすぐら・2356m)、俎嵓(まないたぐら・2346m)、ミノブチ岳、赤ナグレ岳、御池岳の5つのピークがある。尾瀬ヶ原から見ると、左から柴安嵓、御池岳、赤ナグレ岳がよく見える。登山道があって行くことのできるのは、柴安嵓、俎嵓、ミノブチ岳の3つである。俎嵓には二等三角点がある。

噴火が記された文献はないが、約500年前に噴火したと見られる。噴出物の調査及び文献から、約8000年前に山体崩壊を起こして尾瀬沼ができ、1544年頃に溶岩ドームが出現した際に水蒸気爆発が起きて白い粘土が噴出した(直後の同年7月28日に「白ヒケ水」と呼ばれる洪水が起きた)ことが分かっている。

登山
登山道は4方向から計5本が存在する。距離的には沼尻からのナデッ窪の道が最短であるが、急登であることと道が荒れており、しばしば閉鎖になることから、二番目に短い長蔵小屋付近からの長英新道が一般的に使われる。しかし、燧ケ岳のみを目的とする場合には、各交通機関の要所から長蔵小屋までもある程度の時間を要するため、直接御池から登る道も使用される。この道は、前者に比べて少し距離があるが途中、広沢田代、熊沢田代などの美しい湿原を通過するため人気がある。残り2つは、尾瀬ヶ原の見晴とを結ぶ見晴新道と温泉小屋とを結ぶ道とがあるが、登山口の標高が他者と比べ低い事から上りに使用する場合には長丁場となる。燧ケ岳には、頂上付近に小屋が無いため登頂を試みる場合には、早朝出発、早期下山が必要になる。また、雨天、雨後には道が荒れる事から注意が必要である。

記録に残る最初の登頂者は平野長蔵で、1889年に仲間らとともに登頂に成功している。



【公共交通機関へのリンク】

東武鉄道

会津バス


【ライブカメラへのリンク】
インターネット自然研究所


∵コースマップ(標高差 856m)∵
※画像クリックで鮮明なコースが表示されます※
東武鉄道 → 会津バス →
御池 AM5:00発 → [燧ヶ岳] AM8:20 → 沼山 PM3:40着
→ 会津バス → 東武鉄道 

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会津高原駅前
燧ヶ岳へのアプローチには、色々な方法がありますが、福島県の会津高原駅からアプローチしました。
東京からの場合には、浅草発の東武鉄道が新藤原駅から野岩鉄道に乗り入れており、野岩鉄道の会津高原駅で下車します。
会津高原駅には、はっきり言って何もありません。
食事をするところはもちろん、食料を買うところなども全くありません。商業的サービスは皆無なので全くあてにしないようにしましょう。
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会津高原駅バス停
尾瀬方面へは、駅前から会津バスが出ています。但し、5月1日~10月31日までの期間のみの運行です。バスは運行本数が少ないので事前準備を万全に!
もし、バスの運行のないシーズンオフに尾瀬に行くとしたら、車しか手段がありません。トレンタ君のイメージで、駅前にレンタカーを借りれるところがあれば良いのですが・・・。

もし、都心から長距離を車の運転を運転するとしたら、登山の帰りには、非常疲れて大変ですし危険です。この駅になるべく近い駅からレンタカーに乗り継ぎ、宿には泊まらずに車中泊で尾瀬方面を往復するとしたら、栃木県の今市市からが一番近い(2005年10月現在)アプローチになります。しかし、ここから約40kmも南の街です。ひぇ~!
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御池駐車場
会津高原駅から会津バスに揺られること約2時間、夕方5時前に、御池駐車場に到着しました。車を駐車場に止める場合には、何日の駐車でも一回1000円となっています。この時期は、尾瀬の山小屋が10月15日から5月頃まで一斉に営業を終了していますので、駐車場の車もまばらです。
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本日の宿泊の尾瀬御池ロッジです。御池駐車場から50mほど下ったところにあります。
ここは、檜枝岐村営で、尾瀬の山小屋よりも営業期間が1週間ほど長く、この時期でもかろうじて宿泊出来るのです。
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尾瀬の山小屋は、普通の山小屋と同様に相部屋はあたり前ですが、ここのロッジは絶対に相部屋にはしないとの事です。宿泊代は、一万円でしたので、尾瀬の山小屋よりも1500円ほど割高です。
お~、テレビがあるではないか~と思いきや、やはり陸の孤島の地、衛星放送を2つのチャンネルのみ見れるだけでした。

しかし、環境保護の関係で致し方のない尾瀬の山小屋と違って、歯磨きは出来るし、風呂でもシャンプも出来るし、おまけにドライヤーもついているし、非常に快適に感じました。普通だと当たり前なのですが・・・。
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早朝5時。真っ暗です。しかし、写真だと見えませんが、星が非常にたくさん輝いていて綺麗な夜空です。今日のこのエリアの日の出は、6時前の予定なので、一時間ぐらい暗闇の中を歩いていると夜が明ける計算です。
高い山の頂上は、日の出から暖められた低地の空気の湿り気が、高地に登ってきて、その後雲になったあたりに位置しています。ですから、どんなに天気の良い日でも、どうしても午後になるほど雲に覆われる時間が長くなってしまうのです。午後に頂上に登っても雲で景色は見れないと考えていた方無難です。ですから、色々逆算して余裕を持ってこの時間からの出発なのです。
なお、尾瀬御池ロッジを朝食前にチェックアウトする際には、あらかじめ夜のうちに会計を済ませておきます。また、おにぎりセット(弁当)は、800円でしたので、朝の分と昼の分2食分を持参して出発です。
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頭のヘッドランプを点灯させて暗闇の中を進みます。デジカメのフラッシュの関係もあって明るく見えますが、本当はもっと真っ暗です。
どうでも良いですが、熊よけ用の鈴をつけて歩いているとしても、こんないつ熊の出てもおかしくない山中を真っ暗闇の中進むなど、1年前には、考えてもみませんでした。正直、心のどこかでイカレテルと思う自分が心の中にいました。(笑) 
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かなり急な坂を1時間ほど登ると、広沢田代という湿原に到着します。ここは、広沢田代の入り口です。「は~は~」言いながら一時間ほど、登ったところで夜も明けてきて計算どおりです。
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広沢田代からの日の出です。
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広沢田代から次の熊沢田代へ向かいます。前方に見えている山の麓に熊沢田代があるようです。
ここから、約1時間ほど歩くと到着する予定です。さぁ~、次の田代は写真では見ているけど、実際はどんな感じなのかなぁ~♪
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広沢田代から登ること、まもなく1時間。真ん中に茶色い平地が確認出来ます。さっき通過した広沢田代です。かなり登ってきました。ふぅ~。
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熊沢田代
画面の真ん中あたりに、木道をはさんで池塘が2つ両端にあり、その奥に山頂の丘を拝するという絶妙の景色を醸し出しています。空が晴天だからこそ景色が際立ちます。良くガイドブックで紹介されている勝景地です。
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進行方向右の池塘です。こちらには、雲海はなく左の池塘とは対照的に晴天の青い空が広がっていて1粒で2度おいしいってな感じで非常にラッキーです♪
朝の凛とした空気、やや強い高地を駆け抜ける風。澄み透った池塘の水面を揺らす風。まさにこの景色は天空の城というべき絶景でした。
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通り過ぎた熊沢田代を再度振り返りました。山頂から下ってきた時、はじめに目にする熊沢田代の景気です。この景色も良くガイドブックで紹介されている勝景地です。
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熊沢田代から歩くこと約10分。眼下右手には、雲海が見えて綺麗です。
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手前から奥にかけて火山地帯のような地面のガレ場をトラバースします。
実は、この山は活火山です。過去2000年の間に火山活動があった旧定義での活火山は、日本には、86座もあります。そのうち29座は、海底火山や北方領土の火山で行きたくても行けない場所にあるので、57座も日本列島には活火山があります。まさに火山列島日本!
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山頂(爼嵓)
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爼嵓からさらに10m高い柴安嵓2,356mを望みます。ちなみに三角点は、こちらの爼嵓にあります。山にある三角点は、測量しやすい見通しのきく位置にあり、本当の頂上にあるとは限らないようです。
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爼嵓から尾瀬沼を望みます。写真右端の尾瀬沼近辺を沼尻と言いますが、沼の浅瀬が右端に広がっていてやや白く見えています。沼になったり水が引いたりするので沼尻というのかと感じた瞬間でした。
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細い柴安嵓へ通じる道を下ります。
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柴安嵓
燧ヶ岳山頂 標高2,356mと書かれた黒い石柱が立っています。ちなみに尾瀬ケ原で対峙する至仏山2,228mの山頂には、白い石柱が立っています。
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柴安嵓から眼下に広がる尾瀬ケ原と尾瀬ケ原で対峙する至仏山2,228mです。
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奥只見湖方向の鳥瞰。
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爼嵓から30分ほど下山するとミノブチ岳に到達します。ミノブチ岳から爼嵓を望みます。
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長英新道
後半は、緩やかな山道が続きますが、開けた森の中を進む感じの山道もあるので、良くペンキとか紐の印、そして人の足跡の痕跡などを注視しながら歩かないと道を見失いそうになります。
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尾瀬沼東岸のダケカンバの木です
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燧ヶ岳(標高2,356m) 2005年10月21日 完



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